
どうもみなさんこんにちは!酒好き美容師の菅井です。
先日7月27日で誕生日を迎えまして、その時にマイシスターからとんでもないお酒をいただきました。

包装にうっすら文字が・・・そうこのお酒。
獺祭
結構有名なので聞いたことはあると思います。
包装を開けてみると

なんと高級感漂う入れ物。かなりしっかりとした作りです。
開けてみると・・・

おおおおおおお・・・・・

こ・これは!!

獺祭二割三分
と、もうひとつありますね。
な、なんと

獺祭 その先へ
とてもとても自分で買って飲もうとは思えないレベルのお酒です。
「二割三分」は飲んだことあるのですが「その先へ」は飲んだことありません。
なかなかお目にかかることもありません。まず店頭に並んでいることはないと思われます。

製造した目的や、思いまでかいてあります。
酒質について
磨き・高精米の先にあるもの
近年、「磨き二割三分」に対し高精米分野での追随者が何社か現れたように高精米でひとつの理想型を達成しました。
しかし、更にその先を目指したものです。
商品の性格
旭酒造の最高の酒
このお酒は「獺祭磨き二割三分」を超えるものとして造られました。品質の方向としては磨き二割三分のより完成されたものとしてではなく、踏まえた上で別のものとして造られています。
開発の背景
世界の中の日本酒
近年、海外に日本酒を輸出しておりますとワインとの競合問題が出てきます。ご存知のようにワインは欧米の非常に巧緻に作り上げられた投機的マーケティングにより生み出された酒として一本数十万円という高価格のものもあります。海外で、またこれからの日本でも、ワインに日本酒が伍していこうとする限り、日本酒の課題はこの高価格帯の酒への進出です。
日本型高級酒
国産生地メーカーの開発した皮革風生地がイタリアの業者が日本の業者のつけていた価格の数倍の価格を付けたことにより大ヒット商品になりました。しかし、私たちにこれはできません。内容の同じものに、ただ、販売上の戦術だけで高価格をつけることをよしとしません。このお酒で旭酒造が目指しているのは実質的内容を持った日本型の高級酒です。
今後の方向
「磨き その先へ」を究極とせず、更なる挑戦を続けていきます。
開発の裏話
近年、流通の皆様からより高価格帯の酒を出せないかという要請が多く来ておりました。「一升5万円を超すお酒なら売れるから出してくれないか」とか「レストランで3000円のランチコースを売るためには7000円のランチコースを設定するのが早道、「磨き二割三分」をより売るためにはそれ以上の高価格帯の商品があることが早道」とか言われてきました。
おそらくそのとおりと思います。しかし、商品として売れるからできるかといえば、酒蔵の立場としてはただ高価格を付けるのは簡単ですが、高価格には高価格なりの品質・スタイルが無ければただのマーケティング上の道具です。「獺祭」をマーケティングの道具にはしたくありません。
また、「マーケットを弄ったり煽ったりしない」「あくまでお客様の選択に任せる」ことをモットーとする旭酒造にとって、本質を変えずパッケージを変えたり商品名を変えたりして高価格を付けることはできません。
10年以上の構想期間と開発期間を要して今回やっと発表にこぎつけました。
お客様へ
品質的に一歩踏み出しているが故にただ飲まれたのではせっかくの「磨きその先への魅力が分かりにくいと思います。まず、1~2杯「磨き二割三分」をお楽しみいただいた後、「磨き その先へ」へお移りになると、よりくっきり皆様の前にこのお酒の魅力が現れると思います。
ものすごい思いが伝わってきます。
飲み方をかいてある通りに飲んだのですが、うますぎてなんて言ったらいいかわからないです笑
ものの1週間もかからず飲みきってしまいました・・・
このセットは日本酒好きな方は泣いて喜ぶと思いますので何かのお祝いの時にぴったりです。
では!!
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